ナカラ港開発 I ・ II 期工事

【受賞者】五洋建設株式会社 東亜建設工業株式会社
【実施者】Penta-Ocean Construction Co., Ltd. & Toa Corporation Joint Venture
【実施地区/国】ナンプラ州 ナカラ郡/モザンビーク共和国

【プロジェクトの紹介】

 本プロジェクトは、モザンビーク政府発注の有償円借款プロジェクトで、既存のナカラ港を増深、埋立により拡張し、コンテナ船専用ふ頭を含む既設港湾施設を再整備する工事です。
 
ナカラ港はナカラ回廊とよばれるモザンビーク北部から内陸諸国を結ぶ国際物流ルートの玄関口となっており、本プロジェクトによる同港の輸送能力の強化が、ナカラ回廊地域各国の、より一層の発展と活性化に貢献することが期待されます。
 
本プロジェクトでは、コンテナヤード、港湾アクセス道路、ゲート、上下水・電気通信設備の再整備に加えて、将来のコンテナ取扱量増加に対応した設備が新規に整備されました。北ふ頭岸壁の増深(-14m)、バイパス道路(1km)による港湾へのアクセス強化、浚渫土(25m3)を再利用した埋立によるヤード拡張、また汚染された浚渫土の処理施設等が建設されました。
 
本プロジェクトの特徴に、港の増深が挙げられます。新設岸壁を構築し、その前面を浚渫することで大型船舶が接岸できるよう再整備を行いましたが、増深浚渫の法面が接近する既設岸壁(重力式)の安定に影響しない対策が求められました。対策として、北端部の構造変更により不要となった鋼管矢板を利用して、既設岸壁前面に自立土留め壁を設置することで、既設岸壁の安定を確保しました。
 
また、浚渫土を埋立に利用する際、汚染された一部の浚渫土は、本邦技術である遮水鋼製壁を利用した汚染土密閉施設内で処理を行いました。