【プロジェクトの紹介】
バングラデシュ人民共和国の中央部を南北に流れるジャムナ川には現在、鉄道・道路併用橋のジャムナ多目的橋が架けられていますが、鉄道部が単線で、さらに速度制限が設定されている為輸送が滞り、物流のボトルネックとなっていました。そこで、新たにジャムナ鉄道橋として、ジャムナ多目的橋の上流300m地点に鉄道専用橋(複線かつ広軌・狭軌の三線軌条)を新設することで鉄道輸送需要への対応、安全性の改善、バングラデシュ国内及び近隣諸国との輸送ネットワークの効率化が図られました。本プロジェクトはJICA有償資金援助により、東西2工区に分割発注され、東側工区6.8kmの施工を担当しました。
近年日本国内でも施工実績が無い技術が設計に採用されましたが、日本の技術者を多数配置し、現地スタッフ・現地業者への指導・管理を徹底しながら、高品質なインフラシステムの導入と技術伝承を行いました。
着工当初コロナ禍での日本人職員不在状態での現場立ち上げ、海外からの材料調達の困難、工事中盤に発注者から要請された大規模な設計変更、並びに工事終盤に発生した政権交代に至った暴動による国全体の混乱など、多くの苦境がありましたが、これらを乗り越え、現場スタッフ全員が共通の目標に向かった結果、重大災害を起こす事無く、約定工期を遵守しました。