ヤンゴン・マンダレー鉄道整備事業フェーズ1 CP102

【受賞者】鉄建建設株式会社・りんかい日産建設株式会社
【実施者】鉄建建設・りんかい日産建設共同企業体
【実施地区/国】バゴー管区/ミャンマー連邦共和国

【プロジェクトの紹介】
 ミャンマー最大の商業都市ヤンゴン、首都ネピドー、第二の商業都市マンダレーを結ぶヤンゴン・マンダレー線は、同国における重要な鉄道路線です。しかし、設備の老朽化や維持管理の不足により、列車速度の低下や遅延、脱線事故が多発し、安全性や輸送サービスの低下が深刻な課題となっていました。
 本プロジェクトでは、老朽化した設備や橋梁、ボックスカルバート等の改修を行うとともに、レール規格を英国規格BS75R(37.5kg/m)からJIS 50Nへ交換し、ロングレール化を実施しました。これにより、騒音低減、乗り心地向上、保守作業量の削減に寄与し、鉄道輸送サービスの安全性、速度、快適性の向上を図ることを目的としています。
 当共同企業体はCP102工区を担当し、約80kmにわたる区間で構造物の新設、軌道および信号設備の改修を行いました。旅客列車の最高運行速度は100km/hに設定され、ヤンゴン・マンダレー間の所要時間を8時間以内に収めることを目標としており、現在ではヤンゴンと首都ネピドー間を約5.5時間で結ぶ営業運転が可能となっています。
 施工期間中は、技術的課題に加え、政変やコロナパンデミックに伴う移動規制など外部環境の変化が重なり、資機材調達の遅延を含む想定外の状況に直面しました。複合的なリスクが内在する中においても、事業遂行に必要な体制を維持しつつ、関係者間で必要な調整を重ねながら、各種課題への対応を着実に進め、当該区間の鉄道整備が2024年に完了しました。