【プロジェクトの紹介】
本件は、シンガポール北東部パシリスにおいて、世界有数の半導体ファウンドリーであるユナイテッド・マイクロエレクトロニクス・コーポレーション(以下UMC)が建設した、最先端の半導体製造工場です。2026年に量産開始予定で、これによりUMC のシンガポールにおける年間ウェハー生産能力は100万枚以上となります。この新工場は、先進製造拠点を目指すシンガポール政府のビジョンと密接に合致しており、通信、IoT、自動車、AI等の分野でイノベーションを支える半導体を製造する、シンガポールで最も先進的な半導体生産施設の一つとなります。
施工床面積33万㎡、建屋7棟とガスプラントから成る、シンガポール最大級の半導体工場を建設した本工事において、最大の挑戦は22か月という超短工期でした。加えて、受注後リードタイムほぼなしでの着工、基本設計・実施設計・施工図・施工を並行して行うファストトラック 、稼働中既存工場の生産活動の障害となる振動や揮発性有機化合物への対策、近隣住民への配慮等、難条件が多数ありました。これらを、鉄骨トラスの大型化、フルプレキャストコンクリート工法の採用、ICT技術を活用した安全管理、近隣への騒音対策を徹底した24時間365日施工により乗り越え、大規模クリーンルームに求められる高い品質、良好な安全成績、そして22か月よりさらに短い20.5か月での生産機器搬入を達成しました。2025年4月1日には、シンガポール副首相をはじめ、政府関係者多数出席のもと開所式が無事開催されました。