モンバサ港開発事業2期

【受賞者】東洋建設株式会社
【実施者】東洋建設株式会社
【実施地区/国】モンバサ市/ケニア共和国

【プロジェクトの紹介】
 ケニアのモンバサ港は、同国の唯一の国際貿易港湾であり、東アフリカ最大の港湾です。この港は、ケニアの輸出入の中心として機能するだけでなく、周辺国(タンザニア、ウガンダ、ルワンダ、南スーダンなど)への物流に対しても重要な港湾として役割を果たしています。
 モンバサ港では、現在165万TEU を取り扱っており、2012 年から10 年間で1.8 倍に増加しています。また、2002 年と比較すると6倍にもなっています。将来的にも需要が増加し続けることが予想されています。
 この増え続ける需要に応えるため、日本政府の支援を受けて新たなコンテナターミナルが建設されました。この新コンテナターミナルは、1期と2期を合わせて100万TEU 以上の増強が行われました。日本の技術も多く導入されており、35m ~ 50m の長尺鋼管杭の打設や、杭の重防食、地盤改良工と圧密沈下の管理技術などが採用され、長期的な耐久性を持つコンテナターミナルとなっています。
 日本の技術移転、共有する事により、このプロジェクトは、ケニア及び東アフリカの経済発展に寄与し自律的な経済成長を後押しし、日本の民間企業のケニア進出の背中を押す事にもなり、両国にとって共に成長するパートナーとしての共創関係や、友好関係に大きく寄与するものと期待されています。