海外建設受注実績レポート

海外受注実績の動向

この受注実績は、海外建設協会会員51社が受注した海外建設工事(1件 1,000万円以上)を取りまとめたものである。なお、集計は、会員各社間(海外法人を含む)及び自社の本邦法人と現地法人間の契約案件(元請・下請による重複分)は除外し、また、共同企業体(JV)による受注については各社の出資比率分を計上している。

最新の海外工事受注実績

  
月次受注額 (2020/12~2022/1)
(单位:百万円)
本邦法人 現地法人 総計
2018年度 703,432 1,234,052 1,937,484
2019年度 771,817 1,289,072 2,060,889
2020年度 344,792 768,841 1,113,633
2020年12月 15,338 73,669 89,007
2021年1月 10,059 54,099 64,158
2021年2月 56,414 26,930 83,344
2021年3月 79,051 21,211 100,262
2021年4月 16,493 108,047 124,540
2021年5月 13,459 75,911 89,370
2021年6月 37,034 101,300 138,334
2021年7月 22,988 47,969 70,957
2021年8月 40,140 97,170 137,310
2021年9月 14,904 143,178 158,082
2021年10月 10,541 106,314 116,855
2021年11月 58,451 157,833 216,284
2021年12月 33,624 161,835 195,459
2022年1月 59,147 77,260 136,407
2021年4月~2022年1月 306,781 1,076,817 1,383,598

2020年度(令和2年度)海外建設受注実績の概要

一般社団法人 海外建設協会 調

この受注実績は、2020年度(令和2年度)に海外建設協会会員51社が受注した海外建設工事(1件 1,000万円以上)を取りまとめたものである。なお、集計は、会員各社間(海外法人を含む)および自社の本邦法人と現地法人間の契約案件(元請・下請による重複分)は除外し、また、共同企業体(JV)による受注については各社の出資比率分を計上している。


1.受注全体の動向

2020年度海外建設受注は、1,694件、1兆1,136億円となり、前年度に比し、件数は422件減少し、金額は9,473億円減少した。

本邦法人の受注は、4,270億円減少し、3,448億円に、現地法人の受注は、5,203億円減少し、7,688億円となった。

地域別に見ると、アジアは、6,455億円、中東・北アフリカは、72億円、アフリカは、501億円、北米は、2,332億円、中南米は、88億円、欧州は、105億円、東欧は、757億円および、大洋州は、825億円となった。

発注者別に見ると、公共機関案件は、3,112億円、民間企業案件は、8,025億円となった。

資金源別に見ると、自己資金案件は、1兆29億円、無償資金案件は、47億円および、有償資金案件は、516億円となった。なお、ODA全体(無償、有償の合計)は、564億円で、前年度(4,202億円)に比し、3,638億円減少した。また、アジア開発銀行をはじめとした国際金融機関などは、544億円で、前年度(409億円)に比し、135億円増加した。

契約形態別では、施工のみの案件は、7,971億円、設計施工案件は、3,140億円、PM・CM案件は、0.6億円、技術指導は、0.2億円、その他案件は、24億円となった。ターンキー案件は、本年度も受注はなかった。

2.法人別の動向

法人別に見ると、本邦法人の受注は、359件、3,448億円で、前年度に比し、件数は148件減少し、金額は4,270億円減少した。

本邦法人の受注を地域別に見ると、アジアは、2,673億円、中東・北アフリカは、69億円、アフリカは、501億円、北米は、25億円、中南米は、53億円、大洋州は、127億円、欧州および、東欧での受注はなかった。

一方、現地法人の受注は、1,335件、7,688億円で、前年度に比し、件数は274件減少し、金額は5,202億円減少した。

現地法人の受注を地域別に見ると、アジアは、3,782億円、中東・北アフリカは、3億円、北米は、2,307億円、中南米は、35億円、欧州は、105億円、東欧は、757億円、大洋州は、699億円だった。なお、アフリカでの受注はかった。

この結果、本邦法人と現地法人の比率は、31:69で、前年度(37:63)に比し、本邦法人の比率が減少し、現地法人の比率は増加した。

  2019年度 2020年度 対前年比:増減
件数 金額(億円)
構成比率(%)
件数 金額(億円)
構成比率(%)
件数 金額(億円)
(%)
本邦法人 507 7,718
(37.5%)
359 3,448
(31.0%)
-148 -4,270
(-55.3%)
現地法人 1,609 12,891
(62.5%)
1,335 7,688
(69.0%)
-275 -5,202
(-40.4%)
合計 2,116 20,609
(100.0%)
1,694 11,136
(100.0%)
-422
(-20.0%)
-9,473
(-46.0%)

海外建設受注の推移のグラフ

3.地域別の動向

地域別に見ると、アジア地域における受注は、1,148件、6,455億円で、前年度に比し、件数は351件減少し、金額は5,428億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、2,682億円減少し、1,731億円に、民間は、2,746億円減少し、4,723億円となった。

中東・北アフリカにおける受注は、10件、72億円で、前年度に比し、件数は29件減少し、金額は117億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、126億円減少し、1億円に、民間は9億円増加し、71億円となった。

アフリカにおける受注は、8件、501億円で、前年度に比し、件数は20件減少し、金額は416億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、410億円減少し、483億円に、民間は、6億円減少し、18億円となった。

北米における受注は、310件、2,332億円で、前年度に比し、件数は47件増加したが、金額は3,131億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、115億円減少し、608億円に、民間は、3,016億円減少し、1,724億円となった。

中南米における受注は、76件、88億円で、前年度に比し、件数は52件減少し、金額は186億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、52億円減少し、0.2億円に、民間は、134億円減少し、88億円となった。

欧州における受注は17件、105億円で、前年度に比し、件数は8件減少し、金額は21億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関の受注はなく、民間は、21億円減少し、105億円となった。

東欧における受注は、67件、757億円で、前年度に比し、件数は14件増加し、金額は199億円増加した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関の受注はなく、民間は、199億円増加し、757億円となった。

大洋州における受注は、58件、825億円で、前年度に比し、件数は23件減少し、金額は372億円減少した。同地域の受注を発注者別に見ると、公共機関は、1億円増加し、288億円に、民間は、373億円減少し、538億円となった。

  2019年度 2020年度 対前年比:増減
地域 件数 金額(億円)
構成比率(%)
件数 金額(億円)
構成比率(%)
金額(億円)
(%)
アジア 1,499 11,883(57.7%) 1,148 6,455(58.0%) -5,428(-45.7%)
中東
北アフリカ
39 189(0.9%) 10 72(0.7%) -117(-61.8%)
アフリカ 28 917(4.5%) 8 501(4.5%) -416(-45.4%)
北米 263 5,463(26.5%) 310 2,332(20.9%) -3,131(-57.3%)
中南米 128 274(1.3%) 76 88(0.8%) -186(-67.8%)
欧州 25 126(0.6%) 17 105(0.9%) -21(-16.6%)
東欧 53 558(2.7%) 67 757(6.8%) 199(35.6%)
大洋州 81 1,198(5.8%) 58 825(7.4%) -372(-31.1%)
2,116 20,609(100.0%) 1,694 11,136(100.0%) -9,473(-46.0%)
海外建設受注実績の地域別推移のグラフ

※本文中の数値は、四捨五入の都合上、表中の数値と合致しない場合がある。
※文中及び図表内「アフリカ」表記は、サブサハラ地域の国を対象とする。